■雨水タンク導入のメリットとデメリットって何?
この記事は、あなたのこんなお悩みにお応えします。
結論として、メリットはたくさんありますが、メリットを得るには、綿密な設計が必要です。
私は、安易に導入して、失敗いたしました。
雨水タンク導入のメリットとデメリットをご紹介いたします。
【悲報】雨水タンク導入のメリット・デメリット【実は高難度】
・メリット
水道代節約
災害時に強い
塩素が入っていない水を使える
水道が通っていないところにも住める
環境に優しく生きられる
・デメリット
設置費用がかかる
広いスペースが必要
メンテナンスに手間がかかる
雨水の使用用途が限られる
・本記事であなたが得られること
・本記事の信頼性
様々な雨水タンクの事例を基に、雨水タンクの導入のメリットデメリットをまとめました。
また、私の失敗談も交えて、雨水タンク導入のメリットデメリットをご紹介いたします。
雨水タンク導入のメリット① 水道代節約
洗車やガーデニング用途ですと、大した節水は期待できないです。
私は、水耕栽培用の水を雨水で賄おうと、取り入れてみましたが、水道代の節約になったか、全く分からないレベルで変わりませんでした。
ちゃんと計算すれば、当たり前なのですが、一般家庭での1ヶ月の水の使用量は、18,015Lもあります。(参照:平均的な家庭での、1ヶ月あたりの使用水量は18,015L)
地域差はありますが、値段にして、数百円しか変わらないでしょう。
その場合、タンクの容量も、200L程度ではなく、1000L以上の規模で導入し、毎日500Lくらい使う設計にしなくてはなりません。
※その分、設置費用が多く掛かるので、結局元を取るには、安いタンクでも5年以上の期間がかかります。
雨水タンク導入のメリット② 災害時にも、通常の生活ができる。
私も、どんな災害があっても対応できる状態になってみたいという思いでオフグリッドを実践していますので、とても共感できます。
ただし、先ほどの項目でもお話ししたことと関連しますが、災害時でも雨水を使えるようにするためには、皿洗い・風呂・洗濯・トイレでも使用できる水のクオリティが必要です。
飲み水として使おうとするのであれば、さらにレベルの高い水質改善策が必要です。
また、災害によって、下水道が断線してしまっている際には、下水を流すことも出来ません。
自分の敷地内に浄化槽を付けて、水の再利用を出来るように出来たら、最強ですが、排泄物に関しては、相当難しいです。
雨水タンク導入のメリット③ 殺菌用の塩素の入っていない水を使える。
塩素の入っていない水を使えるも、大きなメリットですよね。
私も、水耕栽培で使う水は、塩素なしにしたいな(雨で育つ畑と同じ環境にしたいな)という思いがあり、雨水で育てております。
なぜなら、水道水の塩素は、人体に影響がないレベルに抑えられているそうなので、塩素がないことによる影響は、大半の方にはないと思います。
雨水タンク導入のメリット④ 極めれば、水道が通っていないところにも住める。
これです。私は、これを目指しています。笑
生きるには、生活インフラが必要だという方がほとんどだと思います。
私もそうです。
電線・上下水道・ガス管・道路・公共サービス。
これらなしには、社会は成り立たないですが、これらが無くなったとしても生きていける状態を築きたいと思っています。
360°地平線しかない僻地で、生きてみたいなあ…。
笑
雨水タンク導入のメリット⑤ 環境に優しく生きられる。
200Lのタンクで出来る節水は、最初のメリットでも解説した通り、大したことがないです。
それでも、雨水タンクの水を使って、環境に優しく生きている。
という、自己肯定感を高められるというのが、1番だと思います。
SDGsに自分が協力しているんだ!という思い。
是非、持ちましょう。
雨水タンク導入のデメリット① 設置費用がかかる。
自分で設置できない場合は、材料費+手間賃が掛かってしまうので、なかなか経済合理性は、見出せないです。
雨水タンク導入のデメリット② スペースが必要。
ただ、街に建つ、1戸建ての大半は、スペースを作ることが1番のネックなのではないでしょうか。
雨水タンク導入のデメリット③ メンテナンスに手間がかかる。
やはり、水質を保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。
雨水の採取方法にもよりますが、遅くとも2ヶ月に1回は、雨どい・パイプ・タンクへの入り口・タンクのオーバーフローを、掃除する必要があります。
雨水の摂取方法が、ゴミを集めやすい方法だったり、タンクを遮光出来ていない場合は、もっと頻繁にメンテナンスする必要があります。
雨水タンク導入のデメリット④ 使用用途が限られる
付いている雨樋に、雨水タンク繋げたら、明日から飲み水確保ー!とは、なりません。
このやり方ですと、ガーデニングくらいが精一杯です。
雨水を飲み水として使うためには、ボウフラ対策・枝木落葉対策・タンクの遮光・雨の降り始めの水をタンクに入れない機構(FFD)などなどなどなど、たーくさんやることがあります。
生活用水として使用される方は、かなり綿密に設計しましょう。
まとめ:雨水タンク導入には、綿密な設計が必要!【雨水タンク導入のメリット・デメリット】
こちらの記事では、
■雨水タンク導入のメリットとデメリットって何?
という方向けに、雨水タンクを導入するメリットとデメリットをご紹介いたしました。
結論として、メリットはたくさんありますが、メリットを得るには、綿密な設計が必要です。
とはいえ、設置してから、試行錯誤することも出来ます。
ですので、「DIYを楽しむ。」という目的を持ちながら、雨水タンクの設置をされることをオススメします。