【豪政府推奨】飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法

【豪政府推奨】飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法

■飲料用の雨水タンクの設置方法。メンテナンス方法を知りたい!
この記事は、あなたのこんなお悩みにお応えします。

結論として、雨水タンクを飲料用に用いることが出来ます。

雨水を飲料水として用いることが当たり前なオーストラリアの政府が推奨している、雨水タンクの設置方法とメンテナンス方法をご紹介いたします。

豪政府推奨】飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法

✔️もくじ
・雨水タンクがあれば、通年、ほとんど水を買わなくて済む。
・オーストラリアは、雨水を飲料用として使うことが当たり前。
・飲料水貯蔵に適した雨水タンクとパイプ
・雨水タンク設置方法
・雨水タンクメンテナンス方法

・本記事であなたが得られること

雨水を飲料用として用いることが当たり前の、オーストラリアの政府が推奨している、雨水タンクの設置方法とメンテナンス方法が分かります。

・本記事の信頼性
本記事に記載されている情報は、主に、オーストラリアの政府発表のものを使用しています。
一部、日本の情報に関しては、水道局と厚生労働省のデータを用いています。

自分は、オーストラリアでタイニーハウスを建設し、雨水タンクを用いて、完全オフグリッドでの生活を出来るようにしたいと思っております。

皆さんも、雨水タンクを導入して、オフグリッド生活をしてみてはいかがでしょうか?
特に、日本は降水量が多い分、メリットが多いですよ!

雨水タンクがあれば、通年、ほとんど水を買わなくて済む。【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

そもそも、雨水で、どれくらいの水が溜まるの?
雨季で月に16,000L→通年、ほとんど水を買わなくて済みます。

オフグリッドのトップランナーである、テンダーさんによると、10m四方の、屋根に降る雨の量は、雨季の6月で16トン(=16,000L)、一番雨の少ない2月で6.5トン(=6,500L)だそうです。

平均的な一般家庭での、1ヶ月あたりの使用水量は18,015Lですので、雨季でも完全なオフグリッド生活をするには、少し足りないのが実情ですが、使用する水のほとんどを、雨水で賄うことができます。

そして、完全なオフグリッド生活も、下記の物を取り入れたら、実現出来そうです。

・コンポストトイレ(例:モーリーさんのリライフ)で、トイレでの水の使用の削減。
・お風呂の水の、洗濯用水としての再利用。
・浄化槽を用いた、水の再利用。
・庭に、屋根をつけて、集める雨水を増やす。

こんなやり方を取り入れれば、完全オフグリッドも、出来そうですね。

平均的な家庭での、1ヶ月あたりの使用水量は18,015Lの算出方法:東京都水道局によると、2人家庭の1ヶ月あたりの平均使用水量は、15,900L。3人家庭の1ヶ月あたりの平均使用水量は、20,400Lです。厚生労働省の調査では、2016年時点での平均世帯人員は、2.47人とのことですので、上記のデータを基に、2.47人の月間使用水量を計算しますと、18,015Lとなります。
情報元

 

テンダーさん

よくある質問 もっと知りたい「水道」のこと|東京都水道局https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-14.html

世帯数及び平均世帯人員の推移 |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/17-2/kousei-data/siryou/xls/sh0100-03-a1.xls

オーストラリアは、雨水を飲料用として使うことが当たり前。【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

オーストラリアは、雨水を飲料用として使うことが当たり前。【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

オーストラリアの住宅のうち、実に34%もの住宅が、雨水タンクを使用しています。

下記のグラフの通り、州によって、雨水タンクを使っている家庭の数は、大きく違いますが、年々増えていることが分かります。
また、クイーンズランド(Qld)と南オーストラリア州(SA)の雨水タンク設置率は、50%に迫る勢いです。

データが2013年のものなので、2019年現在は、50%を超えているかもしれませんね。
また、集合住宅も分母に含まれているので、戸建てだけで計算したら、裕に50%は越えていそうです。

Environmental Issues: Water use and Conservation, Mar 2013|the Australian Bureau of Statistics © Commonwealth of Australia https://www.abs.gov.au/ausstats/abs@.nsf/Lookup/4602.0.55.003main+features4Mar%202013

Environmental Issues: Water use and Conservation, Mar 2013|the Australian Bureau of Statistics © Commonwealth of Australia
https://www.abs.gov.au/ausstats/abs@.nsf/Lookup/4602.0.55.003main+features4Mar%202013

また、私の体験では、西オーストラリア州のバッセルトンというところで、WWOOF(4〜5時間の労働の代わりに、住むところと、食べ物をもらうシステム。観光ビザで、実施OK。)をしてた時に、滞在したお家は、使用する水は、全て雨水でした。

オフグリッドというと、生活レベルを数十年遡ったような、暮らしをしている方も多いですが、オーストラリアで雨水タンクを使っている家庭は、後進的な暮らしをしているわけではなく、生活は近代的でした。

節水意識を持たずとも、水道代わりに使える水源として、雨水タンクが普及していることが伺えました。

飲料水貯蔵に適した雨水タンクとパイプ【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

飲料水貯蔵に適した雨水タンクとパイプ【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

そんな、雨水タンクが当たり前なオーストラリアの政府が、発表している、理想的な雨水タンクの作り方、設置方法をご紹介いたします。

まず、飲料用に使うためのタンクの素材ですが、亜鉛メッキ・亜鉛鉄鋼・コンクリート・ガラス繊維・プラスチックの素材で作られたタンクは、どれも飲料用の水の貯蔵に使えるそうです。

それぞれの素材で作られた雨水タンクの例がこちらです。

■亜鉛メッキ

https://www.tankandbarrel.com/images/TMT/TMT1000.jpg

■亜鉛鉄鋼

https://www.pinterest.com.au/pin/695946948642933621/

■コンクリート

https://www.indiamart.com/proddetail/concrete-water-tank-17932940773.html

■ガラス繊維

http://perfectform.com.sg/our-products/chemical-water-sectional-tanks/#

プラスチック

https://www.indiamart.com/proddetail/water-tank-17356726912.html

2.パイプは、飲料水を流すことに適した材質のものを使用しましょう。
パイプによって、飲料水を流すことに適していないものがあり、使用すると、パイプの化学成分などが、タンクに入ってしまうそうです。

雨水タンク設置方法【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

雨水タンク設置方法【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】
オーストラリア政府推奨の、雨水タンクの設置方法を解説いたします。

タンク部分

1.タンクの使用前には、タンク内を洗い流しましょう。

2.タンクの設置の際は、タンクに日光が当たらないように、カバーをしましょう。
日光が当たると、藻が湧きます。

3.タンクの雨水の入り口は、メッシュカバー(料理で使うザルのような網目で、固形物や蚊などの虫がタンク内に入らないように、濾過する物)を取り付けましょう。

4.オーバーフロー(タンク内の水が一定量を越えた時に、水をタンク外に排出する部分)も虫が入らないようにしてください。(目が細かい網戸のような物で覆われていることが多いです。)

5.また、タンクに付いている口全てを塞ぎましょう。(雨水の入り口と、タンク内の水を取り出す口は除く)

屋根部分

1.新しく設置、または、塗装した屋根に関しては、2〜3回の雨を経験するまでは、タンクに雨水を流れないようにしましょう。
科学的な成分が、雨水に含まれて味が落ちるそうです。(豪政府サイトの記述の仕方だと、味が落ちるくらいで飲めるみたいです。)

2.屋根に排水を流す機器を設置している場合は、その機器がある部分の雨水は、タンクに入らないようにしましょう。(例:蒸発冷却器、太陽熱温水器 ※排水しなければ設置してあっても大丈夫だそうです。)

パイプ部分

1.雨どいと雨水タンクを繋ぐパイプの途中に、First-Flush Diverters(FFD:初期雨水排水機構)を取り付けましょう。

これは、屋根から流れてくる最初の雨水を、排水してくれる機構です。

最初の雨水を排水する理由は、チリやホコリに加えて、葉っぱや鳥のフンなどの不純物が雨水タンクに入らないようにするためです。

この機構の説明は、下記のサイトのGIF画像が、とても分かりやすいです。
Rain Harvesting Pty Downspout First Flush Diverter|Rain Harvest System
https://www.rainharvest.com/rain-harvesting-pty-downspout-first-flush-diverter.asp

この機構がなくても、パイプは常に外しておいて、雨が降り始めて数分経ったら、タンクに雨水が流れるようにパイプを繋ぐことでも、同じ役割ができます。

ただ、雨が降るたびに、パイプのつけ外しをするとなると、面倒なので、常用として設置を決めたら、FFDをつけたほうがかなり楽だと思います。

雨どい部分

1.雨どいには、水溜りが出来ないように設置しましょう。
水溜りがあると、蚊が卵を産み、その卵が次の雨で、タンクに流れ込む可能性があります。

雨水タンクメンテナンス方法【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

雨水タンクメンテナンス方法【豪政府推奨 飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法】

1.屋根と雨どいの上には、枝や葉っぱが落ちてこないように、周辺の植物を管理しましょう。

2.雨どいは、定期的にチェックして、水溜りが出来ていないか、枝や葉などの不純物が溜まっていないかチェックしましょう。

3.不純物がパイプ内に流れないように、網戸のような目のフィルターを使い、定期的にフィルターを掃除することをオススメします。

4.万が一、タンクに蚊が入ってしまった場合は、小さじ1杯ほど(5mL)灯油を入れることで、蚊の繁殖を止めることが出来ます。

灯油は、後ほど自然に蒸発します。
※亜鉛鉄鋼とプラスチックのタンクでは、灯油を使わないでください。

5.少なくとも2年ごとに、タンクの底に溜まった沈殿物を確認しましょう。
底が見えないほどに、沈殿物がある場合は、サイフォンを使うか、タンクを空にして、洗い流しましょう。

まとめ:雨水タンクを飲料用に用いることが出来ます。【豪政府推奨】飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法

【豪政府推奨】飲料用の雨水タンクを設置・メンテナンスする方法

こちらの記事では、
■飲料用の雨水タンクの設置方法、メンテナンス方法を知りたい!
という方向けに、雨水を飲料水として用いることが当たり前なオーストラリアの政府が推奨している、雨水タンクの設置方法とメンテナンス方法をご紹介いたしました。

結論として、雨水タンクを飲料用に用いることが出来ます。

是非、皆さんも挑戦してみてください!

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